白砂糖不使用のお菓子|市販で買えるものと選び方

白砂糖不使用のお菓子|市販で買えるものと選び方

「白砂糖不使用」はどういう意味?

「白砂糖不使用」と書かれたお菓子を見て、糖質も控えめなのだろうと思っていませんか?この記事では、「白砂糖不使用」の表示が何を保証し、何を保証しないかを、消費者庁と農畜産業振興機構の資料をもとに解説します。

「砂糖不使用」との違い

「白砂糖不使用」は「砂糖不使用」の仲間として扱われる表示です。消費者庁の食品表示ガイドでは、糖類を添加しないこと、糖類に代わる原材料や添加物を使わないこと、加工によって原材料由来の量より糖類を増やさないこと、食品単位あたりの糖類含有量を表示することの4つがそろって初めて使える表示だとされています(消費者庁 食品表示ガイド)。独立行政法人農畜産業振興機構の資料でも、砂糖不使用は砂糖以外の糖類の含有量を制限する表示ではなく、原材料由来の砂糖が含まれていても、砂糖を使っていなければ表示を妨げないとされています(農畜産業振興機構)。消費者庁も、「砂糖不使用」と「糖類ゼロ」は意味が異なると説明しています(消費者庁)。

「糖類ゼロ」「低糖」の表示ルール

「糖類ゼロ」の表示は、食品表示基準で食品100gあたり0.5g未満、飲料は100mlあたり0.5g未満の糖類しか含まない場合に使えます(農畜産業振興機構、消費者庁)。1袋50gのクッキーなら、糖類は0.25g未満ということです。一方「低糖」「微糖」は、食品100gあたり5g以下、飲料100mlあたり2.5g以下であれば表示できます(農畜産業振興機構、消費者庁)。「糖類オフ」「糖類カット」は、比較する食品より糖類が一定量以上少なく、かつ低減割合が基準以上であることが条件です。「ゼロ」「低」「オフ」は似た言葉でも基準が違うので、パッケージの文言だけで判断せず、栄養成分表示の糖類の数字も合わせて確認しましょう。

原材料欄に何が書いてあるか見てみよう

原材料欄は、使われている原材料を重量の多い順に、一般的な名称で並べたものです。「小麦粉、アーモンド、ショ糖、食塩」と書かれていれば、小麦粉が一番多く使われているとわかります。「糖類無添加」の表示がある場合は、糖類を加えていない、糖類の代わりになる原材料や添加物も使っていない、加工によって糖類の量を増やしていない、糖類含有量を表示している、という4条件を満たしています。ちなみに食品表示基準でいう「糖類」は、糖アルコールを除いた単糖類と二糖類を指し、砂糖だけを指す言葉ではありません。原材料欄に「オリゴ糖」「はちみつ」「果糖ぶどう糖液糖」などの表示があれば、白砂糖を使っていなくても糖類は含まれていると考えておくとよいでしょう。

コンビニ・スーパーで白砂糖不使用のお菓子を探す

コンビニやスーパーの棚には、白砂糖不使用をうたうお菓子がどのくらい並んでいるのでしょうか。売り場の位置や価格帯を知っておくと、買い物のついでに選びやすくなります。

プロテインバー・栄養調整食品の売り場

プロテインバーや栄養調整食品は、コンビニではレジ横やスポーツドリンクの近くに置かれていることが多く、スーパーでは菓子売り場とは別に、健康食品やダイエット食品のコーナーにまとまっているケースがよく見られます。棚の面積は限られているため、置かれている商品は3〜5種類程度にとどまる店舗も少なくありません。たんぱく質量をうたう商品が中心で、白砂糖不使用を明記したものは、その中のさらに一部です。パッケージの正面には「高たんぱく」「低糖質」といった表示が目立ちますが、白砂糖を使っているかどうかは、裏面の原材料表示を見ないと分かりません。白砂糖不使用のプロテインバーについては、白砂糖不使用のプロテインバー|代替甘味料の違いを解説でも取り上げていますので、あわせて参考にしてください。

砂糖・小麦粉不使用のお菓子はコンビニにある?

焼き菓子やビスケットのジャンルで、砂糖と小麦粉の両方を使っていないお菓子となると、コンビニではまだ数が限られます。スーパーでは、グルテンフリーやオーツ麦を使った商品が、菓子売り場の一角やパン売り場の近くに並んでいることがあります。米粉や大豆粉を使ったクッキーも見かけますが、置いてある店舗は地域や規模によって差が大きいのが実情です。見つからない場合は、無理にその場で探し続けるより、ナッツやドライフルーツなど、原材料がシンプルな商品に目を向けるのも一つの方法です。パッケージを手に取ったら、前述のとおり原材料表示を確認し、砂糖や小麦粉が使われていないかを見るとよいでしょう。

価格帯と置いてある場所の目安

コンビニのプロテインバーは、1本200円前後のものが多く、レジ横や菓子売り場ではなく、おにぎりやサラダに近い棚に置かれていることがほとんどです。スーパーでは、同じ商品でも150円台で買えることがあり、健康志向のお菓子は菓子売り場の端や、ヨーグルトと同じ冷蔵の棚にまとまっているケースがあります。

見つからないときは、店員に「白砂糖不使用」と聞くより、「たんぱく質を強化したお菓子」「糖質を控えたお菓子」という棚のPOPを探すほうが早いでしょう。値段だけで判断すると、安い商品ほど原材料がシンプルとは限らないため、前述のとおり原材料表示とあわせて見ることをおすすめします。

カルディ・デパ地下で白砂糖不使用のお菓子を探す

カルディやデパ地下の食品フロアには、グルテンフリーやヴィーガンの表示が付いたお菓子が、コンビニやスーパーより多く並んでいます。手土産にも使える商品の探し方を見ていきます。

グルテンフリー・ヴィーガン表示のお菓子

カルディでは、輸入菓子のコーナーに、小麦を使わないクッキーや、乳製品・卵を使わないチョコレートが置かれていることがあります。これらは小麦や動物性原料を使っていないことを示すものであり、白砂糖不使用を示す表示ではありません。そのため、パッケージにグルテンフリーと書かれていても、原材料名に砂糖や果糖ぶどう糖液糖が含まれている商品はあります。白砂糖不使用かどうかは、原材料名から判断できます。デパ地下の輸入食品店でも、同じように複数の表示が併記された商品が多く、どちらの表示を目的に選ぶかを決めておくと、売り場で迷いにくいでしょう。

手土産・ギフトで選ぶときの探し方

手土産やギフトとして選ぶ場合は、個包装になっているかを先に確認すると、配る相手を選ばずに渡せます。カルディやデパ地下の菓子コーナーでは、焼き菓子の詰め合わせに、原材料名の見やすい位置に表示がある商品もあり、箱の側面や底面に貼られたラベルで確認できます。価格は、コンビニやスーパーの菓子より高めに設定されていることが多く、1箱で1,000円を超える商品も珍しくありません。贈る相手にアレルギーや食事制限がある場合は、白砂糖不使用という表示だけで選ばず、原材料名の欄に小麦や乳、卵が含まれていないかも合わせて確認するとよいでしょう。店頭で迷ったときは、店員に原材料表の場所を尋ねると、箱を開けずに確認できる商品を教えてもらえることもあります。

白砂糖の代わりに何が使われている?

白砂糖不使用と書かれたお菓子の原材料名欄には、見慣れない甘味料の名前が並んでいることがあります。どんな成分が使われているのか、そして体への影響としてどこまで分かっているのかを見ていきましょう。

アガベシロップ・イヌリンシロップなど植物由来の甘味料

白砂糖不使用のお菓子で甘みの元になっているのが、アガベシロップやイヌリンシロップといった植物由来の甘味料です。アガベシロップはリュウゼツランの樹液を濃縮したもの、イヌリンシロップは菊芋などに含まれる水溶性食物繊維から作られたもので、白砂糖を使わずに甘みを加えられる原材料として、クッキーやグラノーラバーの原材料名欄によく登場します。

ただし、植物由来というだけで糖類が少ないとは限りません。独立行政法人農畜産業振興機構の資料では、食品表示基準上の糖類は糖アルコールを除く単糖類および二糖類とされています。アガベシロップはブドウ糖や果糖を多く含むため、この糖類に当たります。原材料名に植物由来の甘味料を見つけたら、栄養成分表示の糖類の数値も合わせて確認すると、実際の甘さの量をつかみやすいでしょう。

ステビアなどの甘味料は体にどう影響する?

ステビアやスクラロース、アスパルテームなど、少量で甘みをつけられる甘味料も、白砂糖不使用のお菓子でよく使われています。これらの甘味料については、いくつかの研究が報告されています。

健常な成人17人を対象にした実験では、スクラロースまたはアスパルテームを14日間摂取しても、腸内細菌の種類や便の中の成分に差は見られなかったという結果でした(PubMed掲載の論文、2020年)。また、過体重または肥満の成人53人がステビア由来の甘味料、ネオテーム、ショ糖を使ったビスケットを2週間ずつ食べ比べた実験では、食後の食欲の感じ方は3種類とも同程度だったと報告されています(PubMed掲載の論文、2024年)。

ステビオール配糖体については、食品安全委員会が体重1kgあたり1日0〜4mgという一日摂取許容量を示しており(食品安全委員会)、厚生労働省も、ステビア抽出物に関する平成8年度の安全性試験成績について、ヒトへの健康影響を直ちに示唆する結果は認められないと評価しています(食品安全委員会 第1回企画等専門調査会資料)。一方、世界保健機関は、体重管理や生活習慣病のリスクを下げる目的でこうした甘味料を使うことは勧めないという条件付きの見解を示していますが、これは甘味料ごとの摂取許容量を変えるものではないとしています(世界保健機関)。甘味料の種類だけで良い・悪いを決めつけず、摂取量の目安と合わせて見ることが大切です。

白砂糖を控えたほうがいい理由

白砂糖不使用のお菓子を選ぶ前に、そもそも糖類を控えるとどんな基準があるのかを知っておくと、量の見積もりがしやすくなります。世界保健機関の目安と、虫歯との関係を見ていきましょう。

世界保健機関が示す糖類の目安

世界保健機関は、成人の遊離糖類の摂取量を総エネルギー摂取量の10%未満にすることを推奨しており、さらに5%未満にすることも条件付きで提案しています(世界保健機関)。この10%という数字は、1日2,000kcalを摂取する人であれば砂糖で約50gに相当する量です。角砂糖1個が約4gなので、1日の目安はおよそ12個分です。お菓子だけでなく、ジュースや調味料にも糖類は含まれているため、白砂糖不使用のお菓子を選んでいても、1日全体で見るとこの目安を超えていることがあります。栄養成分表示の糖質量を見て、他の食事でどれくらい糖類を摂っているかも合わせて考えると、量の判断がしやすいでしょう。

虫歯との関係はどこまでわかっている?

糖類の摂取量と虫歯の関係は、複数の研究で確かめられています。コホート研究をまとめた系統的レビューでは、遊離糖類の摂取を総エネルギー摂取量の10%以下にすると虫歯は減少するものの、なくなるわけではないという結果でした。さらに生態学的研究を検討した系統的レビューでは、遊離糖類の摂取が5%未満の集団は、5%を超える集団より虫歯が少ないという結果でしたが、根拠の質は低いと評価されています(いずれもPubMed掲載の論文)。つまり、糖類を減らすほど虫歯のリスクが下がる可能性はありますが、糖類を控えれば虫歯にならないというわけではありません。食後の歯磨きなど、別の対策と組み合わせて考えることが大切です。糖質そのものを抑えたお菓子を探している場合は、低糖質おやつは市販で買える?選び方とおすすめもあわせて参考にしてください。

味・価格・原材料から選ぶときのポイント

白砂糖不使用のお菓子は、表示だけでなく実際の甘さや価格も商品ごとに差があります。ここでは、味の感じ方、続けやすい価格帯、子どもと選ぶときに見ておきたい表示について書いていきます。

甘さ・食感は商品ごとに差がある

白砂糖の代わりにアガベシロップやイヌリンシロップ、ステビアなどを使ったお菓子は、甘みの立ち上がり方や後味が商品によって大きく異なります。白砂糖のようにしっかり甘いものもあれば、甘さが控えめで、素材そのものの味を感じやすいものもあります。食感も、しっとりした焼き菓子もあれば、噛み応えのあるかための生地もあり、好みが分かれるところです。気になる商品があれば、まず小さいサイズやお試し用のパッケージで試してから、普段のおやつとして取り入れるかどうかを決めるとよいでしょう。

価格と続けやすさのバランス

白砂糖不使用をうたうお菓子は、原材料に手間がかかっている分、一般的な菓子より価格が高めに設定されていることがあります。毎日のおやつとして続けるなら、1回あたりの価格が無理のない範囲かどうかを確認しておくと選びやすくなります。特別な日だけ少し高めのものを選び、普段はスーパーで買える手頃な商品を選ぶというように、使い分けるのも一つの方法です。価格が高いからといって、体によいとは限りません。原材料欄を見て中身を確かめましょう。

子どもと一緒に選ぶときの視点

子どもと一緒にお菓子を選ぶときは、甘味料の種類よりも、原材料欄に並んでいる成分の多さをまず見てみましょう。原材料名は使用量の多い順に並んでいるため、先頭のいくつかを読むと何を主な原料にしているかが分かります。また、パッケージに書かれた原材料の名前を子どもと一緒に読んでみると、見慣れない甘味料に気づくきっかけになるでしょう。甘さの強さだけで選ばないことも大切です。

BRAIN PROの原材料と栄養成分を見る

白砂糖不使用の表示を見ても、原材料欄全体まで読む人は多くありません。ここではBRAIN PROを例に、何が入っていて何が入っていないか、市販のプロテインバーと比べるとどう違うかを具体的に見ていきます。

白砂糖・保存料・小麦を使っていない理由

BRAIN PROの原材料は、アーモンドペースト、ピープロテイン、アーモンド、大豆パフ、ココアパウダー、ココナッツオイル、カカオバター、イヌリンシロップ、アガベシロップ、ヤマブシタケ粉末、岩塩、香料、甘味料(ステビア)です。白砂糖、保存料、小麦、カゼイン、トランス脂肪酸、動物性原料、着色料は使われていません。

甘みはイヌリンシロップとアガベシロップ、ステビアで付けています。前述のとおり、これらの甘味料については研究の蓄積があり、原材料名を見ればどれが使われているかがそのまま分かります。小麦を避けたい人や、保存料・着色料が気になる人は、パッケージの原材料欄でこの並びを確認すれば判断できます。

ただし、大豆とアーモンドを原材料に含むため、これらにアレルギーがある人は注意が必要です。

白砂糖や小麦、保存料を避けたい人には、BRAIN PROがおすすめです。原材料がすべて表示されているので、何が入っていないかを自分の目で確かめられます。

市販プロテインバーとの栄養成分を並べてみる

BRAIN PROは1本35gあたり190kcal、たんぱく質11.1g、脂質13.5g、炭水化物7.1g(糖質4.9g、食物繊維2.2g)、食塩相当量0.4gです。市販のプロテインバーの多くは1本あたりの糖質を10g前後からさらに抑えた設計のものまで幅があり、糖質だけを見ると近い数値の商品もあります。

違いが出るのは糖質の内訳です。多くの市販品は白砂糖や水飴で糖質の数値を作っているのに対し、BRAIN PROはイヌリンシロップとアガベシロップ、ステビアで糖質4.9gを満たしています。

もう一つの違いは食物繊維です。BRAIN PRO は1本で食物繊維2.2gを含み、たんぱく質11.1gと合わせて表示されています。コンビニで手に取るプロテインバーの栄養成分表示と並べて、たんぱく質と食物繊維の両方を見比べてみると、数字だけでは見えなかった差に気づくことがあります。

糖質の数値だけでなく甘み付けの原材料まで確認したいなら、BRAIN PROの原材料表示が参考になります。忙しい日の間食やおやつ代わりに、原材料を把握したうえで選べる一本になるでしょう。

商品 内容量 糖質 人工甘味料 白砂糖 たんぱく質(由来)
カロリーメイト チョコレート味 80g(4本) 39.7g 不使用 使用 8.7g/大豆・小麦
クリーム玄米ブラン カカオ 36g 17g 不使用 使用 5g/大豆
ザバス プロテインバー ミルクチョコレート味 60g 表示なし(糖類10.4g) 使用(スクラロース) 使用 23.7g/乳・大豆
SOYJOY カロリーコントロール 80 アーモンド&チョコレート 16.5g 4.2g 不使用 使用 2.8g/大豆
BRAIN PRO 35g 4.9g 不使用 不使用 11.1g/植物性(えんどう豆)

各商品の数値は、2026年9月25日時点で各メーカーの公式サイトに掲載されていた栄養成分表示によります。商品の改訂により変わることがあります。

BRAIN PRO

ヤマブシタケ配合のプロテインバー BRAIN PROをチェックする

商品情報を見る
BRAIN PRO シーソルトチョコレート

よくある質問

グルテンフリーのお菓子はコンビニやスーパーで買えますか?

コンビニではまだ種類が少なく、スーパーのほうが見つけやすい傾向にあります。菓子売り場やパン売り場の近くに、オーツ麦や米粉、大豆粉を使った商品が置かれていることがあります。取り扱いは店舗や地域によって差が大きいため、見つからない場合は輸入食品店やネット通販も探してみてください。

ヴィーガンのお菓子は市販やカルディで手に入りますか?

カルディの輸入菓子コーナーには、乳製品や卵を使わないチョコレートなど、ヴィーガン表示の商品が置かれています。ただしヴィーガン表示は動物性原料を使っていないことを示すもので、白砂糖を使っていないことまでは保証しません。両方を確認したいときは、原材料名も合わせて見ることをおすすめします。

白砂糖不使用のお菓子でも甘さはしっかり感じられますか?

使われている甘味料によって、甘さの感じ方は変わります。アガベシロップのように白砂糖に近い甘さのものもあれば、ステビアのように少量で甘みをつけるものもあり、後味や甘さの立ち上がり方は商品ごとに差があります。好みに合うかどうかは、実際に一口食べてみないと分かりません。

まとめ|白砂糖不使用のお菓子は、場所と表示の両方で選べる

「白砂糖不使用」は糖類ゼロを意味する表示ではなく、原材料欄まで読んで初めて中身が分かる言葉です。近所のコンビニやスーパーでも栄養調整食品の棚から選べますし、カルディやデパ地下まで足を延ばせば、グルテンフリーやヴィーガン表示の商品にも出会えるでしょう。表示の意味を知ったうえで、味や価格、続けやすさも含めて、自分に合う一枚を選んでいきましょう。

 

ブログに戻る