プロテインバーのタンパク質量|1本で何g摂れる?目安と選び方
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プロテインバーのタンパク質20g・30gは食品で何g分?
プロテインバーのパッケージに書かれた「たんぱく質20g」「30g」という数字を見て、多いのか少ないのか、食べ物に例えるとどれくらいか気になりませんか? この記事では、プロテインバーのたんぱく質量を身近な食品に置き換えてイメージし、自分に必要な量を見極める視点を解説します。
鶏むね肉や卵「何個分」なのかをイメージする
数字だけで見ると多く感じるたんぱく質量も、食品に置き換えるとイメージしやすくなります。
文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、鶏むね肉(若どり・皮なし・生)の可食部100g当たりのたんぱく質は23.3gです(文部科学省の食品成分データベース)。プロテインバーでよく見かける 「たんぱく質20g」という数値を鶏むね肉で当てはめると、約85g必要になります。30gであれば約130gです。これは鶏むね肉を主菜にした定食などを想像すると、かなりのボリュームであることがわかります。
同様に卵(全卵・生)の場合、100g当たり12.2gです(文部科学省の食品成分データベース)。20gのたんぱく質を卵で摂ろうとすると、約160g、Mサイズの卵なら3個以上を食べることになります。こうして比べると、プロテインバー1本で20g前後のたんぱく質を手軽に補える利便性がわかります。
主食や野菜などが不足しないよう、バランスを考えるとよいでしょう。
プロテインパウダーとプロテインバーの「手軽さ」の違い
同様にたんぱく質を補給できるプロテインパウダーと比べると、プロテインバーの役割は「場所を選ばない手軽さ」にあります。
プロテインパウダーはスプーン1杯などで量を調整しやすいのが特徴です。一方で、水やシェイカーを用意する必要があり、飲む場所やタイミングを選びます。
一方のプロテインバーは、個包装のまま持ち歩け、水なしですぐに食べられます。移動中の電車の中や、会議の合間、屋外での活動中など、手を洗ったり道具を用意したりできない場面でも、たんぱく質を補給できるのはバーならではの強みです。
ただし、1本あたりのたんぱく質量は商品によって決まっているため、パウダーのように細かな調整はできません。100gあたりの表示ではなく、1本あたりの数値を確認し、自分のその日の食事内容に合わせて本数や種類を選ぶことが大切です。
30g摂るために必要な「プロテインバーの本数」と「カロリー」
プロテインバー1本あたりのたんぱく質量は、10g前後から20g以上と幅があります。たんぱく質を30g摂るために、1本10gのタイプを3本食べるとします。気になるのが重ねてしまうカロリーです。1本200kcalのプロテインバーを3本食べれば合計600kcalに達し、食事1回分と同等になります。
一方、1本でたんぱく質20gのタイプであれば1本半で30gを摂れますが、カロリーや糖質も本数に比例して増えます。たんぱく質の量だけを見て飛びつくと、エネルギー過多になることがあります。1本あたりの栄養成分表示を確認し、食事全体の中でどう位置づくかを計算してから選ぶのが大切です。もし成分のバランスや甘味が気になり、人工甘味料不使用のプロテインバーの選び方について知りたい場合は、こちらの記事で解説していますので、あわせて参考にしてください。
「高タンパク」表示のカラクリと糖質・脂質のトレードオフ
パッケージの前面に大きく書かれた「高たんぱく」や「プロテイン配合」という文字。これらは魅力的ですが、どのような基準で表示されているかをご存じでしょうか。実は、食品表示基準によって厳しいルールが設けられています。ここでは、表示のカラクリと、タンパク質を増やすために配合される糖質や脂質との関係性を解説します。
「高たんぱく」「強化」と書ける条件
「高たんぱく」と書かれたプロテインバーを見ると、たんぱく質が豊富だと感じます。しかし、この表示には消費者庁が定める食品表示基準のルールが適用されています(消費者庁の栄養成分表示資料)。たんぱく質の「高い旨」を表示するには、別表第12に定める基準値をクリアしなければならないのです。
一方、既存品などに比べてたんぱく質を増やしたことをアピールする「強化された旨」には、相対的な差が重要になります。比較対象となる食品に対し、たんぱく質量が25%以上多いこと、さらに固形食品の場合は100gあたり8.5g以上の差が必要というルールです(消費者庁の食品表示ガイド, 栄養成分表示について)。
この「25%以上」という数字だけを見ると大きく感じますが、比較対象がどのような商品であったかまで含めて判断する必要があります。「強化」という文言は、あくまで比較があってこそ成り立つ表現です。パッケージの言葉だけでなく、栄養成分表示の欄にある実際のグラム数を確認することで、食品のたんぱく質量を正しく評価できるでしょう。
100g換算ではなく「1本分」で比較する理由
プロテインバーの栄養成分表示を見ると、数値の単位が商品ごとに異なることに気づきます。消費者庁の資料によると、加工食品の栄養成分表示は、100gや100ml、あるいは1食分・1包装など、食品の単位ごとに行うことが定められています。1食分あたりの表示を選ぶ場合は、その量も併記する必要があります(消費者庁の食品表示資料)。
ここで注意したいのが、プロテインバーは1本あたりの重量がバラバラだということです。軽いもので30g前後、重いもので60gを超えるものまであります。「100gあたり」の数値だけで比較してしまうと、実際には食べきれない量、あるいは2本分以上の計算を見てしまうリスクがあります。
たとえば、100gあたりのたんぱく質が20gと表示されていても、1本40gのバーなら実際に摂れるのは8gです。逆に、100gあたりの糖質が少なく見えても、1本分の重量が大きければ、結果的に多くの糖質を摂取していることもあります。容器包装に入った加工食品には、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の表示が義務付けられています。「高たんぱく」を追求するあまり糖質や脂質が増えているというトレードオフの関係を正しく把握するためには、100g換算の数字ではなく、「1本分(1包装あたり)」の数値で比較することが重要です。そうすることで、1本食べたときに実際に体が受け取る栄養の内訳が明確になります。
成人が1日に必要なタンパク質量とプロテインバーの役割
1日に必要なたんぱく質量を把握すると、プロテインバーを1本プラスすべきか、食事だけで足りるのかが見えてきます。体重や活動量に応じた基準を知ることで、日々の食事にプロテインバーをどう取り入れるかが整理できます。
成人のタンパク質維持必要量と目標量の基準
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、たんぱく質の維持必要量を全年齢区分で男女共通の体重1kg当たり1日0.66gとしています(厚生労働省の資料)。維持必要量とは、健康な状態を保つために最低限必要な量です。
例えば体重が60kgの成人の場合、1日あたり約39.6gが維持必要量になります。この数値は、あくまで体のタンパク質が枯渇しないようにするためのベースラインです。
一方、同じ資料には成人のたんぱく質の目標量も示されています。年齢区分に応じて、13~20%エネルギーまたは15~20%エネルギーをたんぱく質から摂ることが推奨されています。
1日のエネルギー摂取量が2000kcalの人であれば、13~20%エネルギーは260~400kcalに相当します。たんぱく質は1gあたり4kcalのエネルギーを生むため、グラム数に換算すると1日あたり約65~100gを食事全体で摂ることが目標となります。体の材料を十分に確保するためには、維持必要量よりも多いこの目標量を目指しましょう。
食事からの摂取目安とプロテインバーで補うべき量
通常の食事を3回しっかり摂っていれば、1日に必要なタンパク質の多くは食事から賄えます。しかし、朝はパンだけ、昼は麺類のみといったように、主食に偏りがちな日もあるでしょう。そのような日に不足しやすいのが、肉や魚、大豆製品などに含まれるタンパク質です。
プロテインバーは、こうした食事で不足しがちなタンパク質を補うために活用できます。1日に必要な目標量に対して、現在の食事でどれくらい足りていないかを把握することが、プロテインバーをプラスする目安になります。
例えば、1日65gのタンパク質を目標とする人が、その日の食事で50gしか摂れていないとします。この場合、不足している15g分を補うために、プロテインバーを1本間食として取り入れるのが適切な使い方です。
プロテインバーは、あくまで食事の不足分を埋めるための補助的な役割を果たします。間食の時間や、食事の準備が整うまでのつなぎとして、1本単位で手軽にタンパク質をプラスできる点がプロテインバーのメリットです。自分の1日の食事全体を振り返り、足りないと感じる日にだけ取り入れてみましょう。
摂取タイミングとタンパク質量|筋トレ後・就寝前の目安
プロテインバーをいつ食べるとよいか、運動後や寝る前のタイミングとたんぱく質量の関係が気になる人もいるでしょう。筋力トレーニングの後や就寝前にたんぱく質を補給することは、カラダづくりの材料を効率よく届ける食べ方として、研究でもその有用性が示されています。
運動後のプロテインバー摂取と除脂肪量の増加
2024年にPubMedに掲載された論文(PubMed掲載の論文(2024年))では、筋力トレーニングを行う成人4,711人を対象とした116件の無作為化比較試験のネットワークメタ解析が行われました。この研究では、運動後のたんぱく質補給がカラダの組成にどう影響するかを調べています。
その結果は、プラセボと比べると、運動後のたんぱく質補給で除脂肪量と骨格筋量が増加したというものでした。除脂肪量は平均0.54kg、骨格筋量は0.34kgの増加です。ただし、この解析は筋力トレーニングを行う成人が対象であり、運動習慣がない人までそのまま当てはまるわけではありません。
運動後にプロテインバーでたんぱく質を補うのは、カラダづくりの材料を届ける食べ方として有効な手段です。トレーニングを終えてから次の食事まで時間が空くときは、プロテインバーを1本取り入れてみましょう。
就寝前のタンパク質摂取と夜間の筋合成
2021年にPubMedに掲載された系統的レビュー(PubMed掲載の論文(2021年))では、健康な若年成人男性を対象にした9件の研究がまとめられています。この研究では、就寝前のたんぱく質摂取が、夜間の筋タンパク質合成やレジスタンス運動中のカラダの適応にどう関わるかを調べました。
その結果は、就寝約30分前にカゼイン(乳由来のたんぱく質)を20〜40g摂取すると、夜間のタンパク質合成反応が高まるというものでした。また、10〜12週間のレジスタンス運動中に就寝前の摂取を続けた若年男性では、筋線維断面積や筋力などの適応が高まっています。一方、同様の効果は高齢男性では認められませんでした。対象者や条件が異なるため、すべての人に同じ結果が当てはまるわけではありません。
夜寝る前にプロテインバーなどでたんぱく質を補給することは、若年男性が筋トレの成果をカラダづくりにつなげる戦略になりえます。夕食から就寝まで時間があり、空腹で眠りにつきそうな場合は、消化に負担がかかりすぎない量でたんぱく質を補っておくとよいでしょう。
間食のプロテインバー|満腹感と適量の関係
午後3時頃や、仕事と夕食の合間など、ふと何か食べたいと感じる時間があります。そんなときにプロテインバーを選ぶと、甘いお菓子と比べてお腹にしっかりたまるのでしょうか。間食におけるたんぱく質の役割と、満腹感の研究結果から、自分に合った間食の取り方を整理します。
高タンパク食品と満腹感の関連性
まず、高たんぱくと認識される食品に対する私たちの意識について見ていきます。
2010年にPubMedに掲載された論文(PubMed掲載の論文(2010年))では、一般の参加者を対象に、次の食事までの時間など満腹感の必要度が異なる状況での間食の選択について調べました。
高たんぱく食品なら甘い食品より満腹感が高いと考えられていましたが、実際の間食の選択は有意に変わりませんでした。
ただし、この研究は高たんぱく食品が満腹感が高いと予想されながらも、実際の選択行動にはつながらなかったというものです。
私たちの中には、たんぱく質を含む食品のほうが腹持ちがよいと直感的に知っている人が少なくありません。実際に、お菓子ではなくプロテインバーを選ぶことで、次の食事までの空腹感を穏やかに過ごせるケースがあります。間食で何を食べるか迷ったときは、パッケージのたんぱく質量に注目して選んでみるとよいでしょう。
間食なら10g〜15gでも「満腹感」は得られるか
プロテインバーを間食として食べるとき、20g以上のたんぱく質が必要だと思われがちです。しかし、満腹感を得るという視点では、10g〜15g程度でも十分な役割を果たします。
2010年にPubMedに掲載された論文(PubMed掲載の論文(2010年))では、成人女性19人を対象に、たんぱく質量などが類似する238 kcalの異なる間食(プルーン乾燥果実と低脂肪クッキー)を比較しました。
その結果は、プルーン乾燥果実のほうが低脂肪クッキーより満腹感の指標が高かったものの、2時間後の食事摂取量に差はなかったというものでした。
ただし、この試験は19人の女性を対象としたものであり、すべての食品や状況にそのまま当てはめられるわけではありません。
大切なのは、たんぱく質の絶対的な量だけでなく、間食全体の内容と満腹感のバランスです。プロテインバーで10g前後のたんぱく質を取りつつ、食物繊維や噛み応えのある食感によって、満足感を得る食べ方がおすすめです。甘いお菓子で糖分だけを補給するよりも、次の食事まで心地よく過ごせるでしょう。
市販プロテインバーの糖質・脂質を成分比較
プロテインバーを選ぶとき、たんぱく質量だけでなく糖質や脂質のバランスが気になります。たんぱく質を増やせば増やすほど、味や食べ応えを出すために糖質や脂質が増えるトレードオフの関係があるからです。ここでは、定番の市販プロテインバーを例に、成分表示の読み解き方を整理します。
「1本満足バー プロテインストロング」と「inバー」の比較
1本満足バー プロテインストロングは、1本あたり20gのたんぱく質を含むタイプです。ウェハーやキャラメルなど食感を変えつつ、糖質を7g前後に抑える設計が目立ちます。一方、inバー プロテインは1本あたり15g前後のたんぱく質に対し、クランチやキャラメルなどの食べ応えを重視するため、糖質が10g前後になる製品が多い傾向にあります。
たんぱく質の量を優先するか、噛み応えのある甘さを優先するかで選ぶ基準が変わります。ここで注意したいのが、商品ごとの「重さ」の違いです。消費者庁の定める基準では、食品100g当たり8.5g以上の差がないと、たんぱく質が「強化された旨」を表示できません。1本あたりの重量が異なるバー同士を比べる際は、この100g換算の基準を頭に入れておくと、本当のたんぱく質密度が見えてきます。
さらに、脂質の多さも間食として取り入れるかを判断する手がかりになります。脂質が高い分だけ腹持ちはよくなりますが、1日の食事全体で脂質が足りている日なら、軽めのものを選ぶほうが食事のバランスを崩さずに済みます。パッケージの裏面にある栄養成分表示は、実際に食べる1本分の量で糖質と脂質がどの程度含まれるかを照らし合わせるために使います。自分のその日の食欲や活動量に合わせて、しっくりくる一本を見つけましょう。
「ザバス プロテインバー」の糖質・脂質バランス
ザバス プロテインバーは、おやつとして食べやすい味わいと食感が特徴で、1本あたり15g前後のたんぱく質を含みます。その分、糖質は15g前後、脂質も10g前後と、他の高タンパクバーに比べてやや高めになるのが一般的です。これは、乳清たんぱく質やカカオなどの原材料を活かすための配合であり、決して悪いものではありません。午前中に長めのサイクリングを終えたあとなど、エネルギー補給も同時に必要な場面なら、この糖質と脂質のバランスが役立ちます。
一方で、デスクワークの合間などカロリーを抑えたい場面では、糖質や脂質の合計が1食のお菓子と変わらない場合がある点を踏まえておきましょう。添加物や糖分の控えめなタイプを探しているなら、添加物不使用のプロテインバーの選び方も参考にすると、自分の目的に合った一本が見つかりやすくなります。
商品ごとの糖質・脂質のバランスは、そのまま「いつ・どんな場面で食べるか」の指標になります。ガツンとした甘さでエネルギーを補いたいのか、それともあっさりとたんぱく質だけを手軽に補いたいのか。成分表示の数字を、自分のその日の過ごし方と照らし合わせて選ぶのがおすすめです。
糖質5g以下のプロテインバーが注目される背景
プロテインバーのパッケージ前面で「糖質5g以下」という数字を目にすることがあります。これは、糖質の摂取量を抑えたい人にとって、商品を選ぶ際のわかりやすい指標の一つとなっています。
ただし、この数字を正しく読み解くには、食品表示のルールを知っておく必要があります。消費者庁の栄養成分表示資料によると、容器包装に入った一般用加工食品で義務付けられているのは、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)です。つまり、「糖質」は義務項目ではなく、メーカーの判断で表示されるか、あるいは「炭水化物」の欄に含まれているのが原則です。
一般的に、糖質の量は「炭水化物から食物繊維を引いた数値」で求められます。そのため、すべてのプロテインバーで糖質が単独表示されているわけではありません。「糖質5g以下」と前面に掲げている商品は、この計算を済ませているか、糖質を抑える設計がなされていることを明確に伝えています。
成分表示を見る際は、炭水化物の量だけでなく、食物繊維の量や糖質の欄がどうなっているかまで確認しましょう。糖質の数字だけに注目するのではなく、炭水化物全体の内訳を見ることで、そのプロテインバーがどのような素材で構成されているかが見えてきます。糖質5g以下という表示は、そうした成分の工夫を目立たせるための一つの工夫と捉えると、選び方の視野が広がるでしょう。
10gあたりの単価で見るコスパと選び方
プロテインバーを毎日続けるには、財布にも無理のない選び方が大切です。しかし、単に価格が安いものを選ぶだけでは、本当に自分に合っているかは分かりません。ここでは、購入方法による違いと、栄養成分から見るコストパフォーマンスの考え方を解説します。
コンビニ購入と通販の価格差
コンビニやスーパーでの購入は、仕事帰りや外出先で手軽に補給できる「時間短縮」のコストが含まれています。一方、通販の定期便やケース販売は、1本あたりの価格を抑えやすく、経済的な負担を減らせます。それぞれの購入方法には、利便性と経済性という異なるメリットがあるのです。
ここで重要になるのが、コスパを計算する際の「基準」です。同じ商品であっても、コンビニの個別購入と通販のまとめ買いでは1本あたりの単価が異なります。そのため、パッケージに記載された数字をそのまま比べるのではなく、「自分が実際に食べる1本分」でたんぱく質が何g摂れるかを基準に、10gあたりの単価を計算する必要があります。
「100gあたりのたんぱく質が多いから安い」と見えても、1本が小さければ実際に摂れる量は少なくなります。前述のとおり、栄養成分表示には100gあたりのものと1本あたりのものがあります。購入する商品の表示単位を確認し、自分の購入ペース(毎日持ち歩くのか、家にストックするのか)に合わせて、どちらの購入方法が自分にとっての「お得」になるかを判断しましょう。
栄養成分あたりのコストパフォーマンス
栄養成分あたりのコストパフォーマンスは、たんぱく質の量だけで決まるものではありません。プロテインバーには、味や食べ応えを出すために糖質や脂質が含まれることがあります。これらは「不要なもの」ではなく、バーとしての形状やエネルギーを作るための材料であり、成分の一部です。
もし、純粋なたんぱく質源としてコスパを求めるなら、糖質や脂質が極力抑えられた商品が効率的です。たんぱく質以外の成分にコストが割かれていない分、栄養素あたりの単価は安くなります。
しかし、間食として「甘味」や「満腹感」を重視するなら、話は変わります。糖質や脂質を含むことで味や満足度が上がるのであれば、それは「おやつとしての価値」に対するコストです。「安いから」という理由だけで選ぶのではなく、自分がプロテインバーに何を求めているのか(たんぱく質の補給か、間食の満足か)によって、支払うコストの意味が変わってきます。成分表示を見て、自分の目的に合った成分バランスのものを選ぶことが、結果として無駄のない買いものにつながります。
関連する内容は、プロテインバー成分比較|糖質・たんぱく質・原材料まで徹底解説で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
BRAIN PROの栄養成分と原材料|量より質で選ぶ理由
プロテインバーを選ぶとき、たんぱく質量の多さだけに目が向きがちです。しかし、毎日口にするものだからこそ、糖質とのバランスや原材料の質まで視野に入れると、カラダへの付き合い方が変わります。ここでは、一つの基準となる数字の組み合わせと、表示の読み解き方を整理します。
たんぱく質11.1g・糖質4.9gというバランス
BRAIN PROは、たんぱく質11.1g・糖質4.9gです。この数字の並びは、間食として取り入れる際にどのような意味を持つのでしょうか。
たんぱく質11g前後は、間食で補うたんぱく質の量として無理のないラインです。前述のとおり、1日に必要な量を食事だけで積み重ねるのが難しい日でも、1本加えることで不足分をカバーしやすくなります。同時に、糖質を5g以下に抑えている点は、甘さの調整にもつながります。
甘いおやつを我慢した反動で、後にどか食いしてしまうことはありませんか? 糖質が極端に多い間食は、血糖値の急な上がり下がりを招き、次の空腹を早めることもあります。
たんぱく質を増やそうとして糖質も一緒に増えるバーを選ぶのか、それとも必要十分なたんぱく質を保ちながら糖質を抑えたバーを選ぶのか。1本に何を求めるかで、選ぶバーは変わります。
白砂糖・人工甘味料不使用の原材料リスト
パッケージの裏面にある原材料名は、BRAIN PROの「素顔」を示す部分です。特に毎日食べるものだからこそ、甘味料の出自に目を向ける価値があります。
多くのプロテインバーは、甘さを出すために白砂糖や人工甘味料を使用しています。それら自体が直ちに悪いわけではありませんが、植物由来の食材をベースにする場合、自然の甘みで仕上げているものがあります。
例えば、アガベシロップやステビアといった原材料。これらは植物から抽出された甘味成分で、白砂糖を使わずに糖質やカロリーを抑える工夫として使われます。原材料リストの先頭に、大豆やアーモンドなどの植物性たんぱく質や食物繊維が並び、その甘味を植物由来の成分で補っているバーは、素材の風味を活かした味わいになります。
「不使用」という表示は、何を使わないかを決めて、代わりに何を使ったかという裏付けがあってこそ意味を持ちます。原材料名を見たとき、知らない化学的な名前が並んでいないか、自然の食材がどう組み合わされているかを確認してみましょう。原材料の組み合わせや栄養成分の特徴を確認できます。
植物性たんぱく質と食物繊維のメリット
プロテインバーの成分表を見たとき、たんぱく質の「量」だけでなく、その「原料」が何由来なのかまで気にしたことはありますか? BRAIN PROは、ピープロテインや大豆など、植物性のたんぱく質を主原料にしています。 動物性原料を使わず、植物由来の素材だけで仕上げているのが特徴です。乳製品が苦手な人や、植物性の食事を大切にしている人でも、毎日の習慣として続けられます。
さらに見逃せないのが、食物繊維が2.2g含まれている点です。 プロテインバーの中には、食べやすさを優先するあまり、糖質や脂質が増え、食物繊維がほとんど入っていないものもあります。 その点、BRAIN PROはアーモンドや大豆パフなどの植物性素材を活かしつつ、たんぱく質だけでなく食物繊維もしっかり含んでいます。 単に栄養を詰め込むのではなく、素材のバランスを考えて作られているため、食事の「質」を意識する人にとっても取り入れやすい一本でしょう。
大豆とアーモンドを原材料に含むため、これらにアレルギーがある人は注意が必要です。 植物性の素材本来の味わいと、栄養バランスの両立を求めるなら、BRAIN PROがおすすめです。
| 商品 | 内容量 | 糖質 | 人工甘味料 | 白砂糖 | たんぱく質(由来) |
|---|---|---|---|---|---|
| カロリーメイト チーズ味 | 80g(4本) | 40.7g | 不使用 | 使用 | 8.4g/大豆・小麦 |
| クリーム玄米ブラン カカオ | 36g | 17g | 不使用 | 使用 | 5g/大豆 |
| SOYJOY カロリーコントロール 80 ストロベリー | 18.1g | 6.9g | 不使用 | 使用 | 2.4g/大豆 |
| 1本満足バー プロテインブラック | 39g | 2~5g | 使用(アスパルテーム・アセスルファムK) | 不使用 | 16g/大豆・乳 |
| BRAIN PRO | 35g | 4.9g | 不使用 | 不使用 | 11.1g/植物性(えんどう豆) |
各商品の数値は、2026年9月25日時点で各メーカーの公式サイトに掲載されていた栄養成分表示によります。商品の改訂により変わることがあります。
よくある質問
プロテインバーは1日何本まで食べても大丈夫ですか?
プロテインバーは一般食品のため、摂取本数の上限が決められているわけではありません。ただし、商品によってカロリーや糖質の量は異なるため、食事全体のバランスを崩さない範囲で取り入れることが大切です。あくまで食事で不足しがちな栄養を補う目的で利用し、1日1〜2本程度を目安に、基本の食事をしっかり摂ることをおすすめします。
まとめ
プロテインバーは、たんぱく質量の数字だけでなく、糖質や脂質、原材料まで含めて選ぶことで、日々の健康管理につながります。自分のライフスタイルやその日の食事内容に合わせて、無理なく続けられる一本を見つけましょう。植物性の素材を活かしたBRAIN PROのような、栄養バランスを考えた選択肢も、毎日の習慣にぜひ取り入れてみてください。