イヌリンとは?アガベシロップと白砂糖の代わりに使うときの考え方

イヌリンとは?アガベシロップと白砂糖の代わりに使うときの考え方

イヌリンとは?どんな食品に入っている成分?

食品の原材料表示で「イヌリン」という見慣れない名前を見つけ、何の成分なのか、どんな食品に入っているのか気になって調べていませんか?この記事では、イヌリンの特徴や含まれる食品、食物繊維としての働き、1日の目標量までを解説します。

イヌリンは水溶性食物繊維のひとつ

イヌリンは、食物繊維の一種です。明治の解説では、チコリ、ごぼう、玉ねぎなどに含まれる水溶性食物繊維として紹介されています。水溶性とは、水に溶ける性質のことです。

「イヌリン」という名前だけでは、何の仲間か分かりにくいものです。成分表示や商品説明で見かけたときは、食物繊維の仲間が使われていると読み取れるでしょう。分類としては、砂糖のような糖ではなく、食物繊維です。

ごぼう・玉ねぎ・チコリに含まれている

先ほどの明治の解説で、イヌリンを含む食品として挙げられているのは、チコリ、ごぼう、玉ねぎなどです。ごぼうや玉ねぎは、きんぴらやみそ汁、炒め物などで、ふだんの食卓にのぼる野菜です。名前になじみのないチコリも、同じイヌリンを含む食品として紹介されています。

どの食品にどれだけ含まれるかという数値は、ここでは取り上げません。イヌリンを食事から取り入れたいときは、食べ慣れたごぼうや玉ねぎの料理から始めるとよいでしょう。

食物繊維の定義とエネルギーの考え方

消費者庁の資料が引用するコーデックスの食物繊維の定義では、原則として単糖が10個以上つながり、人の消化管の酵素で加水分解されない炭水化物ポリマーが対象とされています。単糖は糖の最小の単位、炭水化物ポリマーは炭水化物が長くつながったものです。

厚生労働省のe-ヘルスネットも、食物繊維を「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と説明しています。

エネルギーについては、消費者庁の資料で、完全に発酵されるものは2kcal/g、発酵分解を受けないものは原則0kcal/gとされています。食物繊維は種類によってエネルギーの数え方が違うため、熱量は商品ごとの表示で確かめましょう。

食物繊維の1日の目標量と、イヌリンの位置づけ

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の策定ポイントでは、食物繊維の目標量として、成人男性は1日20g以上、成人女性は1日18g以上が示されています。また、生活習慣病のリスクを下げることを考えるなら、少なくとも1日25gとする考え方も説明されています。

これらは食物繊維全体の数値で、イヌリンだけの推奨量ではありません。

ごぼうや玉ねぎのようにイヌリンを含む食品も、食物繊維を取る食品のひとつです。特定の成分や商品だけで1日分をまかなおうとせず、熱量や糖質、脂質もあわせて見て、食事全体のバランスで考えることが大切です。

菊芋からイヌリンを食べるには?ごぼう・玉ねぎとの取り入れ方

菊芋は、イヌリンを含む食品として名前が挙がることがあります。菊芋の位置づけと、研究結果を読むときの区別、ごぼうや玉ねぎも使った毎日の食事への取り入れ方を紹介します。

菊芋はイヌリンを含む食品として挙げられることがある

菊芋にはイヌリンが含まれています。

ただし、菊芋にイヌリンがどれくらい入っているかは、この記事では数字を書きません。菊芋の加工品や粉末を選ぶときは、栄養成分表示で食物繊維の量を見ましょう。あわせて原材料表示で、菊芋のほかに何が使われているかも確認できます。

菊芋の話は、イヌリンの研究と分けて読む

菊芋に関する情報を見るときは、「イヌリンについての話」と「菊芋についての話」を分けて考えることが大切です。イヌリンを摂った人を調べた研究の結果は、菊芋を食べた結果とは限りません。

菊芋を食べた人に何が起こるかについては、この記事では取り上げていません。菊芋の商品に「イヌリンの研究では」と書かれているときは、その研究が菊芋を食べたものか、イヌリンそのものを摂ったものかを確かめましょう。

普段の食事で菊芋・ごぼう・玉ねぎを取り入れる

夕食の味噌汁に、ささがきのごぼうと薄切りの玉ねぎを入れる方法もあります。

菊芋は、よく洗って薄切りにし、炒め物や味噌汁に加えるとよいでしょう。ごぼうは煮物や炒め物、玉ねぎはスープやサラダにも使いやすい食材です。

菊芋の粉末を使うなら、ヨーグルトに混ぜるのがおすすめです。ただし商品ごとに使う量の目安が違うため、パッケージに書かれた量を守りましょう。

アガベシロップとは?白砂糖の代わりに使うときの考え方

アガベシロップがどんな植物から作られ、コーヒーやヨーグルト、料理にどう使うのか、白砂糖を控えたい理由をどう考えるのかを紹介します。この3点を、一般食品を選ぶ目線で整理します。

リュウゼツランから作られる甘味料

原材料表示で「アガベシロップ」という名前を見かけて、どんな甘味料なのか気になる人は多いでしょう。アガベは、日本語でリュウゼツランと呼ばれる植物です。アガベシロップは、一般にこの植物の汁から作られる、とろみのある液状の甘味料です。

原材料名では、白砂糖やはちみつとは別の名前で書かれます。製法や原料の産地は商品ごとに違うため、気になる場合はパッケージや販売元の説明を確認しましょう。

アガベシロップは甘みを足すための原材料です。食物繊維のイヌリンとは、役割の違う成分として見るとよいでしょう。

甘さの感じ方と、料理・飲み物での使い方

朝のコーヒーやヨーグルトに、ほんの少し甘みを足したい場合にも使えます。そんなときは、液状のアガベシロップがおすすめです。冷たい飲み物やヨーグルトにも、スプーンでさっと混ぜられます。

料理では、照り焼きのたれやドレッシング、パンケーキにかける甘みとして取り入れやすい甘味料です。

甘さの感じ方は、商品や食べる人によって違います。白砂糖と同じ量で置き換えるのではなく、小さじ半分ほどから加えて、味を見ながら調整するとよいでしょう。

白砂糖を控えたい理由は人それぞれ

白砂糖を控えたい理由は、人によって違います。お菓子の原材料表示で、白砂糖が入っていないものを選びたい人がいます。家で使う甘味料を替えて、味の違いを楽しみたい人もいます。家族の好みや、食事の内容を見直すきっかけにする人もいるでしょう。

自分の理由をはっきりさせると、選びやすくなります。味の違いを試したいなら、少量から使ってみましょう。原材料にこだわるなら、買う前に表示を読むのが大切です。

白砂糖不使用のお菓子を選びたい場合は、白砂糖不使用のお菓子|市販で買えるものと選び方で紹介していますので、あわせて参考にしてください。

アガベシロップ・イヌリンシロップ・ステビアを並べて見る

プロテインバーの原材料欄に「アガベシロップ」「イヌリンシロップ」「ステビア」と並んでいて、どれが何なのか迷う人もいるでしょう。

アガベシロップは、リュウゼツランという植物から作られるシロップです。イヌリンシロップは、前述のとおり食物繊維であるイヌリンを含むシロップです。ステビアは、一般にステビアという植物に由来する甘味料として知られています。三つとも、白砂糖の代わりに甘みをつける原料として使われることがあります。

商品によって、このうち1種類だけを使うものもあれば、組み合わせて使うものもあります。原材料欄で、どの甘味料がどれだけ書かれているかを見ると、商品ごとの違いが分かるでしょう。代替甘味料ごとの違いは白砂糖不使用のプロテインバー|代替甘味料の違いを解説で紹介していますので、あわせて参考にしてください。

甘味料を変えても、糖であることは変わらない

「白砂糖不使用」と書かれたプロテインバーを見ると、糖質も少ないと思い込みやすいものです。

ただし、白砂糖を使っていないことと、糖質が少ないことは別の話です。アガベシロップは糖を含むシロップなので、白砂糖から替えても、糖質がゼロになるわけではありません。

糖質の量を知りたいときは、パッケージの栄養成分表示にある糖質の数値を見ましょう。数値が1本あたりなのか100gあたりなのかを確かめると、実際に食べる量での糖質が計算できます。

「白砂糖不使用」は原材料の話で、糖質の量が分かるのは栄養成分表示だけです。

イヌリンとフラクトオリゴ糖(FOS)はどう違う?

イヌリンとフラクトオリゴ糖(FOS)は名前が似ていますが、同じ成分ではありません。違いを知る手がかりになる規格上の定義と、プロテインバーの原材料欄での見分け方を整理します。

混同されやすい理由

プロテインバーの原材料欄で「イヌリン」と「フラクトオリゴ糖」が並んでいると、一方がもう一方の言い換えに見えるかもしれません。イヌリンとフラクトオリゴ糖は、どちらも果糖がつながった構造を持つ成分で、食品の原材料として一緒に紹介されることがあります。そのため、違いが分かりにくいと感じる人もいるでしょう。

イヌリンは、前述のとおりごぼうや玉ねぎなどの食品に含まれる成分として紹介されています。一方、フラクトオリゴ糖は、次に書くように作り方まで含めて定義されています。名前の響きではなく、何からどうできた成分なのかで区別しましょう。

糖のつながり方の違い

消費者庁の規格基準では、特定保健用食品の規格基準型制度で、フラクトオリゴ糖を「ショ糖に酵素反応させたもの」と定義しています。ショ糖は砂糖の主成分です。

含量は55.0〜60.0%と決められています。100%ではなく幅が示されている点が、この規格の特徴です。

ただし、この決まりは規格基準型制度内のものです。市販されている商品すべての中身が、この規格どおりとは限りません。

商品の成分表示での見分け方

原材料名は、食品表示基準で、使用した原材料に占める重量の割合が高いものから順に、最も一般的な名称で表示するよう定められています。

ただし、分かるのは順番だけで、含まれる量そのものではありません。また、栄養成分表示の食物繊維の数値は、プロテインバー全体の食物繊維の合計です。イヌリンやフラクトオリゴ糖だけの量とは限りません。

プロテインバーを選ぶときは、原材料欄でどちらの名称が書かれているか、どのあたりに並んでいるかを確認しましょう。

イヌリンの研究では何が調べられている?ヒト研究の範囲

イヌリンについては、腸内細菌や食後の血糖値を調べた人の研究があります。対象が誰で、何人で、イヌリン以外に何が入っていたのかを分けて読むと、プロテインバーの表示を見るときにも役立ちます。

腸内細菌を調べた系統的レビュー(健常成人)

2022年に、PubMed掲載の論文が発表されました。これは、健康な成人を対象にした複数の研究を集めて整理した、系統的レビューです。

この論文では、イヌリン型フルクタンが腸内細菌のバランスにどう働くかを調べました。イヌリン型フルクタンとは、イヌリンと同じ種類の糖がつながった食物繊維のことです。

その結果は、ビフィズス菌や乳酸菌の増加を促すというものでした。ただし、対象は健康な成人に限られます。お腹の調子が気になる人や子どもに、同じ結果が当てはまるとは言えません。

プロテインバーの原材料欄にイヌリンがあっても、これだけで腸内の変化を約束することはできません。食物繊維を含む食品のひとつとして、気軽に取り入れてみましょう。

食後血糖値の試験:桑葉エキスなどとの複合製品での1つの結果

健康な45歳を超える成人28人をくじ引きで分けて比べた試験が、2025年のPubMed掲載の論文になっています。

この試験では、標準的な朝食と一緒に粉末ミルクを飲んでもらい、食後の血糖値の上がり方を調べました。粉末ミルクには、桑葉エキス、植物油、イヌリンが加えられていました。比べた相手は、脱脂乳です。

その結果は、食後0~60分では血糖値の上がり方が25%低くなり、0~180分で見ると変化は出ないというものでした。

ただし、飲んだのはイヌリンだけではなく、桑葉エキスなども入った製品です。この結果を、イヌリン単独の働きとして読むことはできません。

研究結果の読み方(ヒトか・何人か・どれくらいの量か)

イヌリンの研究を読むときは、次の3つを見ましょう。

1つ目は、対象が人かどうかです。動物や細胞の実験は、人の食事にそのまま当てはまりません。2つ目は、何人で調べたかです。前に挙げた血糖値の試験は28人でした。3つ目は、摂った量です。たとえば、別の試験ではイヌリンを1日30g、14日間摂っていました。この量は、市販のプロテインバー1本から摂取できる量とは限りません。

もうひとつ見たいのが、イヌリン以外の成分が入っていたかどうかです。複合製品の結果は、イヌリン単独の効果とは分けて読みましょう。

研究を紹介する記事や商品説明を読むときは、対象、人数、量、複合製品かどうかを確かめるのがおすすめです。

イヌリンを食事に足すとき、体重との関係をどう見る?

イヌリンを食事に足すと体重はどうなるのか、気になる人は多いはずです。食欲に関わる脳の反応を調べた、ヒトの試験の中身と、エネルギーの考え方、毎日の食事での位置づけを整理します。

ある試験で調べられたのは、食欲に関わる脳の反応

2024年に、過体重の若年成人59人を対象にした、くじ引きで分けて比べた試験が発表されました。参加者はイヌリンを1日30g、14日間摂取し、イヌリンを含まないプラセボを摂った場合と比べています。この試験では、高カロリーで食べたい食品の画像を見たときの脳の反応を調べました。その結果は、イヌリンを摂ったあとのほうが、腹側被蓋野と右眼窩前頭皮質という脳の部位の活動が低下するというものでした。ただし、調べたのは脳の反応で、体重が減ったという結果ではありません。対象は過体重の若年成人に限られ、30gはこの試験で摂った量です。市販のプロテインバー1本の食物繊維が同じ量とは限らないので、実際の量は表示で確かめましょう。

エネルギーの面では、食事全体で考える

前述のとおり、食物繊維は種類によってエネルギーの扱いが異なります。ただし、イヌリン入りという表示だけでは、1本あたりのエネルギーが低いかどうかは分かりません。栄養成分表示のエネルギーは、たんぱく質や脂質、炭水化物などを合わせた1本分の数値だからです。たとえば午後のおやつにプロテインバーを食べる日は、その1本のkcalを、昼食と夕食を含めた1日の食事の中で考えましょう。食物繊維の量は、エネルギーとは別の項目として見ることが大切です。

食事の中でイヌリンをどう位置づけるか

体重が気になる人は、イヌリンを体重のために単独で足すものと考えるより、食物繊維を摂る方法の一つと考えるのがおすすめです。ごぼうや玉ねぎの副菜、ヨーグルトに混ぜるシロップなど、普段の食事の中で少しずつ取り入れる形がなじみやすいでしょう。プロテインバーは、イヌリンシロップなどの原材料が入っていても、体重のための手段としてではなく、間食として取り入れると続けやすいでしょう。お腹の調子が気になる場合や、持病や服薬がある場合は、医師や薬剤師などの専門家に相談してから量を決めましょう。

イヌリンの欠点は?

イヌリンには、お腹の張り、味や食感の変化、期待のふくらませすぎといった、先に知っておきたい点があります。プロテインバーなどの食品で取り入れる前に、少量から試す理由と、研究結果の受け止め方が分かるでしょう。

摂りすぎるとお腹が張る・ゆるくなることがある

食物繊維を含む食品は、慣れないうちにまとめて食べると、お腹の張りやゆるさが気になる人もいます。

2026年には、健康な成人22人を対象に、くじ引きで分けて比べた試験が発表されました。この研究では、イヌリン15gにメチルセルロースまたはサイリウムというゲル状になる食物繊維を組み合わせて摂り、大腸にたまるガスの量を調べています。その結果は、摂取後6時間全体ではガス量にはっきりした変化はなく、3〜6時間ではガスが少なかったというものでした。ただし、ほかの食物繊維を組み合わせた試験なので、イヌリンだけの結果とは言えません。

初めて食べる商品は、1日1回の少なめの量から試し、お腹の様子を見ながら量を決めるとよいでしょう。持病や服薬がある人は、医師や薬剤師に相談してください。

飲み物や食品に混ぜると味や食感が変わる

イヌリンを含む粉末やシロップをコーヒーやヨーグルトに混ぜると、白砂糖だけのときとは、甘さの感じ方や口当たりが変わることがあります。商品ごとに、粉末かシロップかといった形や、一緒に使われている甘味料が違うためです。

毎日使うものほど、最初はほんの少しだけ混ぜて、好みに合うかを確かめましょう。プロテインバーは、1本食べて、噛み応えや甘さが自分に合うかを見るのがおすすめです。原材料欄で甘味料の種類を見ておくと、味の違いにも納得しやすいでしょう。

効果を期待しすぎてしまいやすい

白砂糖の代わりを探していると、「体によさそう」というイメージで商品を選びたくなります。

前述のとおり、これまで紹介した研究は、対象者の年齢や体格、摂った量、イヌリン以外の成分が研究ごとに異なります。1つの研究の結果を、ふだんの食品を食べたときの変化としてそのまま受け取ることはできません。イヌリン入りの食品は、体重や血糖値を変えるものとして選ぶのではなく、味や原材料、続けやすさで選ぶことをおすすめします。

お腹が敏感な人はイヌリンをどう考える?

お腹が敏感な人がイヌリン入りのプロテインバーを選ぶときに知っておきたい、FODMAPという考え方と、過敏性腸症候群の人を対象にした実験の中身、相談の目安を整理します。

発酵しやすい糖質(FODMAP)という考え方

FODMAP(フォドマップ)は、発酵しやすい糖質をまとめて指す言葉です。お腹の調子が気になる人向けの食事法は、低FODMAP食という名前で知られています。原材料欄でイヌリンやフラクトオリゴ糖を見かけて、自分のお腹に合うか迷ったときは、この言葉で情報を探すと解説に出会いやすいでしょう。プロテインバーを食べたあとのお腹の様子を、商品名と一緒にメモしておくのもおすすめです。

過敏性腸症候群と言われたことがある人の注意

過敏性腸症候群の患者50人を対象に、くじ引きで2つの群に分けて8週間比べた実験が、2020年にPubMed掲載の論文として発表されています。この実験では、低FODMAP食を続けながら、バチルス・コアグランスという菌とイヌリンを含むカプセルを飲む群と、プラセボ(見た目が同じで有効成分を含まないもの)を飲む群で、症状の重さを比べました。その結果は、カプセルを飲んだ群のほうが症状の重さの改善が大きく、症状が改善したと判定された人も多いというものでした。ただし、カプセルにはイヌリンのほかに菌も入っていたため、イヌリン単独の効果は判断できません。過敏性腸症候群と言われたことがある人は、イヌリン入りの食品を試すかどうかを自己判断で決めず、医師に相談しましょう。

医療専門家に相談したほうがよい人

次に当てはまる人は、摂取前に医師や管理栄養士などの医療専門家に相談しましょう。過敏性腸症候群と診断されている人、お腹の痛みや下痢、便秘が続いている人、持病で治療中の人や薬を飲んでいる人です。低FODMAP食のような食事法も、自己判断で始めるより、専門家の指示を受けて進めるのがおすすめです。相談するときは、食べているプロテインバーの原材料表示をパッケージごと持っていくか、写真に撮っておくと、話がスムーズに進むでしょう。

イヌリンは少量からどう始める?

イヌリンを試すなら、食品から始めてヨーグルトや飲み物に混ぜ、お腹の様子を見ながら量を決める順番がおすすめです。毎日の食事での始め方と、張りを感じたときの戻し方が分かります。

まずは食品から取り入れる

夕食の味噌汁やスープに、ごぼうや玉ねぎを足すところから始めましょう。前述のとおり、どちらもイヌリンを含む食品です。食品なら、鍋や皿に入れる量を自分で加減できます。いつもの量に少し足す程度で始め、数日は同じ量で続けるのがおすすめです。自分のお腹に合うかどうかが分かりやすいでしょう。

ヨーグルトや飲み物に混ぜて続ける

毎朝ヨーグルトを食べる人は、イヌリンを含むシロップや粉末を加えると、習慣に組み込みやすくなります。コーヒーや紅茶に混ぜる場合も同じです。商品の袋やボトルには、1回の目安量が書かれていることがあります。最初は、その目安量より少なめにするとよいでしょう。イヌリンを含むプロテインバーなら、半分に割って2回に分けて食べるのも一つの方法です。

お腹が張ったら量を戻す

前述のとおり、慣れないうちにまとめて食べると、お腹の張りやゆるさが気になることがあります。そう感じたら、増やす前の量に戻しましょう。戻したあとも数日は、同じ量で様子を見ます。また、シロップとプロテインバーなど、イヌリンを含む食品が同じ日に重なっていないか、原材料表示で確かめてください。張りが続く人や、持病や服薬がある人は、医師や薬剤師に相談しましょう。

関連する内容は、食物繊維がとれるおやつ|市販品で糖質まで見る選び方で紹介していますので、あわせて参考にしてください。

市販のプロテインバーとBRAIN PROの原材料を並べてみよう

市販のプロテインバーとBRAIN PROの原材料欄を並べて、甘みのつけ方を比べます。イヌリンシロップ、アガベシロップ、ステビアが原材料のどこに載っているかと、1本35gあたりの栄養成分表示の数字が分かるでしょう。

市販のプロテインバーと甘みのつけ方を見比べる

いつも食べているプロテインバーの袋を裏返して、原材料名を見てみましょう。前述のとおり、原材料名は使った重量の多い順に並びます。甘みをつけている原材料が先頭に近いのか、後ろのほうなのかが分かります。

砂糖、水あめ、シロップ、甘味料など、何で甘みをつけているかは商品ごとに違います。「甘味料(○○)」とかっこ付きで書かれていれば、かっこ内の名前の甘味料を使っているということです。白砂糖が入っているかどうかも、この欄で確認できます。

甘みのつけ方を見比べてから選ぶと、白砂糖を控えたい人も、シロップが入っていても気にならない人も、自分に合う一本を見つけやすいでしょう。

商品 内容量 糖質 人工甘味料 白砂糖 たんぱく質(由来)
カロリーメイト チョコレート味 80g(4本) 39.7g 不使用 使用 8.7g/大豆・小麦
クリーム玄米ブラン カカオ 36g 17g 不使用 使用 5g/大豆
inバー プロテイン ヨーグルト 37g 9.6g 使用(スクラロース) 使用 11g/大豆・乳
ザバス プロテインバー 1/2日分の鉄分 ロイヤルミルクティー風味 38g 表示なし(糖類6.4g) 使用(スクラロース) 使用 14.7g/乳・大豆
BRAIN PRO 35g 4.9g 不使用 不使用 11.1g/植物性(えんどう豆)

各商品の数値は、2026年9月25日時点で各メーカーの公式サイトに掲載されていた栄養成分表示によります。商品の改訂により変わることがあります。

BRAIN PROの原材料にあるイヌリンシロップとアガベシロップ

BRAIN PROの原材料は、アーモンドペースト、ピープロテイン、アーモンド、大豆パフ、ココアパウダー、ココナッツオイル、カカオバター、イヌリンシロップ、アガベシロップ、ヤマブシタケ粉末、岩塩の順に並びます。そのあとに、香料と甘味料(ステビア)が続きます。

甘みに関わる原材料は、イヌリンシロップ、アガベシロップ、ステビアの3つです。白砂糖は使っていません。保存料、小麦、カゼイン、トランス脂肪酸、動物性原料、着色料も不使用です。

2つのシロップは、ココナッツオイルやカカオバターより後ろに並んでいます。ここで見ているのは原材料の並び順であり、イヌリンの量ではありません。

白砂糖を使わないプロテインバーを選びたい人には、BRAIN PROがおすすめです。何で甘みをつけているかを、原材料欄で自分の目で確かめられます。

BRAIN PROの栄養成分表示を見る

BRAIN PROは1本35gあたり、190kcal、たんぱく質11.1g、脂質13.5g、炭水化物7.1gです。炭水化物の内訳は糖質4.9gと食物繊維2.2gで、食塩相当量は0.4gです。1本あたりの数値なので、食べる本数をかけると、実際に取る量が分かります。

BRAIN PROは、白砂糖を使わずに糖質4.9gに収めています。

ただし、大豆とアーモンドを原材料に含むため、これらにアレルギーがある人は注意が必要です。

午後の間食や運動後など、白砂糖を使わないプロテインバーでたんぱく質を取りたいときに、BRAIN PROをおすすめします。

BRAIN PRO

イヌリンシロップとアガベで甘みをつけたプロテインバー BRAIN PROをチェックする

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BRAIN PRO シーソルトチョコレート

まとめ

イヌリンは、ごぼうや玉ねぎにも含まれる水溶性食物繊維で、砂糖の仲間ではありません。名前の似たフラクトオリゴ糖とは別の成分なので、原材料欄で名称を確かめましょう。

研究結果は、対象が誰か、何人か、摂った量はどれくらいか、ほかの成分が入っていなかったかを分けて読むことが大切です。体重や血糖値を変えるものとして選ぶより、原材料や味、続けやすさで選ぶことをおすすめします。

白砂糖を使っていないことと、糖質が少ないことは別の話です。白砂糖を使わないプロテインバーを選ぶなら、原材料欄で甘みのつけ方を見て、栄養成分表示の糖質も確かめましょう。BRAIN PROは、その2か所をパッケージで確認して選べる一本です。

不安な点はかかりつけの医師にご相談ください。

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